Excelの計算式でも置き換えを使いましょう☆

こんにちは!今日は皆さんにExcelの置換機能について教えますね!この機能、とっても便利なんです。単に文字を置き換えるだけじゃなく、セル内の空白を削除する時にも大活躍します。そして、計算式の中も置き換えることができちゃうんです!

では、計算式を置き換える場合に有効な例をいくつかご紹介しますね。

VLOOKUP関数の列番号違いを一斉に入力

VLOOKUP関数は別の表から情報を持ってくるときに使いますよね。複数の項目を調べる場合、VLOOKUP関数をコピーしても列番号を一つ一つ書き換えるのは面倒です。でも、この置換機能を使えば、一気に入力できますよ!

例えば、B2からE14までに、G1からK7まである商品一覧表から同じ商品コードのものを探し、商品名、メーカー、販売単価、仕入単価を求めたいとします。普通なら、セルB2にVLOOKUP関数を作成して横にコピーするのですが、列番号を変える必要があるので面倒です。

そこで、次の方法を試してみましょう。

  1. セルB2に「v2f」と入力します。「v」は「VLOOKUP」の「v」、「f」は「FALSE」の「f」のつもりです。「2」は列番号です。
  2. 横にフィルすれば、文字と数字の組み合わせなので、文字部分が連続データになります。
  3. そのままCtrlキーを押しながらHを押して、検索と置換ダイアログボックスを表示します。検索する文字列に「f」、置換後の文字列に「,FALSE)」と入力してすべて置き換えます。
  4. 選択範囲の内容が「v2,FALSE)」のようにVLOOKUP関数の後半部分になります。
  5. 次に「v」を「=VLOOKUP(A2, $G$2:$K$7,」にすべて置き換えます。これで計算式として認識され、すべてのセルにVLOOKUP関数が入ります。
  6. 最後に下にフィルすれば完成です!

ポイントは、フィルで自動的に行番号を作るところです。「=」の置換を先にすると計算式になってエラーになるので、後ろから置き換えるんです。

IF関数で条件を付ける

VLOOKUP関数では、もし検索値が空白なら空白とするためにIF関数を使います。この処理も置換機能を使えば一度にできます!

例えば、上の状態で商品コードが入っていないため「#N/A」のエラーになる場合、置換機能を使って空欄にする方法は以下の通りです。

  1. 置換で「=」を「IF(A2=””,””,」にすべて置き換えます。この時点で一旦計算式ではなくなります。
  2. 「)」を「))」に置き換えます。これでVLOOKUP関数の閉じの「)」の後ろにIF関数の閉じの「)」が入ります。
  3. 最後に「IF」を「=IF」にし、計算式として変換します。IF関数を含んだ計算式となるので下までフィルし、計算式を上書きします。

ポイントは、一回計算式ではなくするために「=」をなくす変換をすることです。また、B2からE14までの範囲を一気にこの方法で変換すると、IF関数の対象がセルA2にしかならないので、1行だけを置き換えてそのあとフィルで計算式を上書きする必要があります。

まとめ

今回の方法を試してみてどうでしたか?手作業の方が早いと思った方もいるかもしれませんが、正確性を考えると置換機能はとても便利です。特に大量のデータを扱う場合や正確さが求められるときには、この方法が役立ちますよ!

置換機能を使って自動的に効率よく作業することで、ミスを減らし、Excelのスキルも向上します。ぜひチャレンジしてみてくださいね!